2021年5月に大東建託株式会社が、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2021」と、「 住みたい街ランキング2021」<茨城県版>というものを発表しました。
私はずっと茨城県に住んでいるので、自分が住んでいる街以外はあまり住みやすさを意識していなかったですが、
最近はリモートワークも進み地方に移住してくる人も増えてきたようなので、茨城県民として改めてこの調査結果はとても興味深いものがありました。
今回の調査ですが、茨城県居住の20歳以上の男女で、2019年、2020年、2021年の合計8,805名を対象に集計しています。
おそらく、調査対象は元々住んでいる茨城県民ではなく他県から茨城に転居してきた人が評価しているのかなと思います。
男女比は、男性50.1%:女性49.9%
未既婚は、未婚34.7%:既婚65.3%
子どもは、なし 40.8%:あり 59.2%
世代比は、20歳代13.8%、30歳代22.7%、
40歳代26.2%、50歳代20.9%、60歳以上16.4%
となっています。
街の住みここちについては、現在居住している街についての評価基準は、生活利便性、交通利便性、行政サービス、親しみやすさ、イメージ、静かさ治安、物価家賃、自然観光の8項目の中からそれぞれ大変満足、満足、どちらでもない、不満、大変不満の5段階で評価しています。
それでは、さっそくですが、1位からの発表です。
茨城県民の私もびっくり「守谷市」です。なんと3年連続で1位とのことでした。
私は、「守谷市」からは離れた田舎のほうに住んでいるので、何か用事がない限りは守谷市まで出かけることはないですが、今まで良く悪くも特別イメージが無かったのもあり「1位」は予想外でした。
守谷市は、東京に近く茨城の中でもかなり都会のほうでつくばエキスプレスを使うと都内まで30分位で行けるので、特に都内へ通勤する人にとってはとても住みやすいかもしれません。
守谷市内には、たくさん商業施設もあるので日常生活で不便を感じることはほとんどないのかもしれませんね。行政のサービスも良い評価でしたので、興味がある方は、守谷市役所のホームページで確認してみてくださいね。
続いて、第2位は「東海村」です。
東海村は、私の知り合いも多く住んでいる街ですが、茨城県民ですら家を建てる場所として東海村を選ぶ人はけっこう多いです。
東海村は、国の研究機関があるということもあり教育に力を入れているため賢い人が住む街というイメージが少しありますかね。茨城県の中でも比較的学力が高い子供が多い傾向があるように思います。
東海村内には、二階建ての小規模のイオンがあるくらいで大きな商業施設というものは特にないですが、車ですぐ行ける場所に映画館やコストコ、大型ショッピングモールがあるので、とくに生活で不便を感じることはないのかなと思います。
それに、コキアやネモフィラなどで有名な国営ひたち海浜公園まで10分程度で行けるので、自然豊かでほどよく田舎なので人気があるのもわかります。
行政サービスの良さは、茨城県内で第1位とのことですので、興味がある方は、東海村役場のホームページをご確認くださいね。
続いて、第3位ですが「つくば市」です。
つくば市は、守谷市と同じように東京に近いところに位置していますが、研究学園都市として時代の最先端の研究をしているが機関が多く、茨城県だと思えないくらいの近未来的な街です。守谷市と同じく生活面での利便性はとても良い街だと思います。
ただ、つくば市は茨城県内でも物価家賃が少し高いことが原因なのか、住みたい街ランキングでは1位になっているのに、住みここちランキングでは順位を下げてしまっています。
私は、つくば市には何度か遊びに行っていますが、おしゃれなお店も多いし、私の感覚だどほぼ東京(都会)ですかね。
茨城県のイメージと言ったら「田舎」だと思うんですが、道路が片側4車線であったりと交通量がすごく多いです。おかげで、車線変更がなかなかできず何度も冷や汗をかきました。
ということで、もし茨城で田舎暮らをしたいと思って「つくば市」に住んだら、まったく田舎ではないのでご注意くださいませ(笑)
つくば市について興味がありましたら、つくば市役所のホームページをご確認くださいね。
そして、住みここちランキングの4位以降ですが、
4位は、ひたちなか市
5位は、牛久市
6位は、阿見町
7位は、水戸市
8位は、大洗町
9位は、那珂市
10位は、つくばみらい市
となっています。
今度は、「住みやすい街」ではなく、「住みたい街」(願望)ランキングですが、1位つくば市、2位水戸市、3位守谷市 となっています。
水戸市も悪くはないんですが、水戸駅近辺のお店がだんだん減ってきているので、イメージよりも寂しい印象になってきてしまったかもしれません。県庁所在地ですのでもっと活性化してほしいと願っています。
その他、このランキングには載っていないですが、個人的には「笠間市」もおすすめです。
笠間焼が有名な芸術の街ではありますが、かなり前から陶芸に限らず様々な芸術家などが他県から移住してきて、個人でギャラリーを開いたりおしゃれなカフェを経営したりしています。
街全体がそういった独立をしたい人たちを応援しているところがあるので、自分の得意分野でチャレンジしたい人には良い街かもしれません。それに、同じような志を持った人たちがたくさんいるのでとても心強いと思います。
笠間市以外には、「北茨城市」もおすすめです。
少し交通面での不便はあるかもしれませんが、日帰り温泉施設がたくさんありますし、煩わしい人間関係もあまりなくまったりのんびり自由に田舎暮らしを楽しみたい人には、太平洋の海を見ながら温泉に入れる北茨城市なんて良いと思います。
他には「大子町」も良いところです。
山や流れる川を見ながら季節を感じ温泉に入れる大子町などの茨城県の県北地区あたりは田舎暮らしを楽しめるところがたくさんあるので、個人的にはおすすめです。
いずれにしても、茨城県にわざわざ住まなくても自分が今住んでいるところが一番心地良いということになるんでしょうけどね。
でも、もし何かの都合で茨城県に住むことになった場合には、少し参考にしていただければ嬉しいです。
それでは、また。