【ペット飼育】未来の家族はロボット⁉高齢者がペットを飼うことについて考えてみる

猫

私は、かれこれ12年ほど猫を飼っています。

 

保護猫だったため愛猫の本当の年齢は分かりませんが、家に迷いこんできた時はすでに成猫でしたのでそのことを踏まえるともう立派な高齢猫です

 

猫の平均寿命は「15.45歳」ということですので、人間でいうとおそらく60代は軽く超えているんでしょうね。

 

つい最近まで特に大きな病気もせず毎日元気に過ごしていましたが、先月あたりから過呼吸のような症状が出始めて心配になり初めて病院に連れて行きました。

 

診察の結果は、原因不明の「慢性肺炎」だと言われました。レントゲンの写真を見せてもらいましたが肺が真っ白でした。

 

獣医さんいわく、かなり前から肺炎にかかっていたようですが、これまでは、愛猫が若く体力も抵抗力もあったため肺炎にかかっていても自己治癒力で何とかなっていたそうですが、

 

現在、高齢猫となり体力も抵抗力も衰えてきてしまった状態のため肺炎や様々な感染症にもう勝てなくなってきているとのことでした。しかも、高齢猫で慢性肺炎になってしまうと完治は難しいとのことでした。

 

今までずっと元気そうにしていたので特に定期健診を受けたことがありませんでしたが、やはり大事な家族ですのでちゃんとやっておけば良かったと今頃になって後悔です。

 

ただ、症状を緩和させる治療はできるとのことでしたので、これからも動物病院とは長いお付き合いになりそうです。

 

本当に愛猫の病気がこの先どうなるんだろうと心配になりますが、自分の老後のことだけではなく猫の老後のことまで気になるところです。

 

さて、つい最近、このコロナ禍でペットを飼う人がかなり増えたというニュースを見ました。

 

感染拡大の影響により在宅で過ごす機会が多くなり、癒しや安らぎを求めようと新たにペットを飼育を始める人が増えたとか。

 

ペットフード協会(東京)の調査によると、2020年に新たに飼われた犬は46万2千匹、猫は46万3千匹でどちらも前年より6万匹ほど増加し、過去5年で最も多かったようです。

 

その反面、思っていたより飼育することへの負担が大きく、早々に手放してしまう人も増えているとのことでした。

 

たしかに、ペットを飼育するにはまず金銭面での負担がかなり大きいです。餌代の年間平均は、犬は約65,000円、猫で約43,000円かかるそうです。

 

それ以外に、首輪、洋服、カット、検診費用なども含めると、合計で犬は約34万円、猫は約16万円もかかるとのことでした。

 

個人差はかなりあるとは思いますが、私の家でさえ餌代だけでも毎月1~2万円位はかかっているような気がします。さらに、今回のように何か病気にでもなれば治療費も加わります。

 

愛猫の場合は、ここ1ヶ月のうちに検査代などいろいろ含めると医療費が約6万円もかかってしまいました。

 

ペットを飼うということは、飼育自体の大変さや難しさはもちろんありますが、金銭的な負担もかなりのものです。そういったことも覚悟して最期まで責任を持ってペットを飼わないといけないですね。

 

現在私は40代となりますが、もし今からさらに新しいペットを飼おうと思ったとしても、平均寿命までにはまだまだありますので飼育できるという自信はあります。

 

ただ、今まで犬や猫などを飼ってきてペット飼育の大変さをよく知っているだけに、60代以降になって生き物を飼うことには少し迷いがあります。

 

数年前に私の家の近所で孤独死をした一人暮らしのお爺さんのように、飼っていた犬を置き去りにしたまま亡くなってしまうなんてことも現実的にはあり得る話です。

 

新聞屋さんが自宅の中でお爺さんが倒れていることを発見したのは亡くなってから約1週間後でしたが、その間も飼い犬はずっと家の中にいたそうです。

 

一人暮らしで誰にも気づかれず亡くなったそのお爺さんは本当に可哀そうでしたが、同時に残されたペットのほうはさらに悲惨だとも思いました。そして、高齢者がペットを飼うということについて深く考えさせられました。

 

その後、警察がその家に入り事件性が無いかどうかの家宅捜索が入りましたが、結局のところ事件性は無く病死であるとの判断になりました。

 

残されたその飼い犬ですが、発見時は少し衰弱していたようですがすぐ元気になったそうです。しばらくは親戚の方が毎日餌やりに来ていましたが、最終的にはその親戚の家に無事引き取られていきました。

 

高齢になってもペットを飼いたいという人は多いようですが、現実的には高齢になると体力がなくなり今までのように世話ができなくなります。

 

また同時にペットも高齢化してきますので介護問題や飼育費用なども金銭的な負担も大きくなってきます。

 

そして、最期は、自分が先に亡くなった時にペットが取り残されてしまうようなことも起こってきますので、そういったリスクをよく考えてペットを飼わなければ、

 

人間もペットも悲惨な結末を迎えてしまいますので、自分の年齢を気にせずに飼うようなことだけはしてはいけないように思ってます。

 

ただ、そういうリスクをきちんと把握したうえで、早めに早めに準備をしてペットの引き取り手を見つけておくなどの対策がもしできれば、

 

大好きなペットと一生一緒に暮らせるのでそれこそ自分の人生がより幸せなものになるでしょうね。できれば私もずっとペットと暮らしたいです。

 

少し前になりますが、テレビ番組のマツコの知らない世界で「ペットロボット」というものが紹介されていました。

 

ペットロボットというと、私はどうしても昔々に流行った犬型ロボット「Aibo」をイメージしてしまいます。

 

テレビでしか見たことはありませんでしたが、「Aibo」は仕草がぎこちなく人間の声には反応はするもののやはり無機質なロボットという感じがして当時はまったく魅力的に感じませんでした。

 

でも、そのテレビ番組で見た「LOVOT」(らぼっと)というペットロボットは、表情がとても豊かでまるで本物の生き物のような仕草や動きをするのでとても驚きました。

 

AI機能が搭載されているためちょっとした会話もできますし、「身守り機能」などもあり一人で暮らす親を心配する家族も安心の機能がついているという優れものです。

 

もし、この「LOVOT」のようなペットロボットが世の中にもっと普及して様々な行政サービスなども受けられるような時代が来れば、

 

たとえば孤独死なども減るかもしれませんし、ペットを無責任に捨てるなんてこともなくなるのではないかと個人的には思っています。

 

それから、もし家族がいない高齢独身者がこの安心機能がついたロボットペットを飼ったとしたら、自分をいつでも見守ってくれる「家族」にもなれるような気もするので、なんだか良いことづくしだなと思ってしまいました。

 

ただ、ひとつ大きな問題となるのはその費用です。この優れた機能がある「LOVOT」ですが、2021年7月時点でなんと本体価格が約35万円、月々15,000円位かかるそうです。現状ではなかなか気軽にというわけにいかなそうですね。

 

ただ、犬や猫を飼っても同じくらい負担がかかることもあるので、高齢になってどうしてもペットが飼いたい場合には、ペットロボットを飼うという選択をしてみてもいいかもしれないですね。

 

むしろ、おひとりさまの老後生活にとって強い味方になってくれる可能性があるかもしれません。あと20年くらい先にはもっと価格が下がることを期待したいところです。

 

私の一番の希望は、一家に一台、猫型ロボットの「ドラえもん」がいてくれれば最高なんですけどね。未来に期待ですね。

 

それでは、また。

 

 

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