【転職5回】転職回数の多い人の職歴の空白期間は、書類選考に影響するのか?

就活

今年10月下旬、人生で初めて在職中に転職活動をしました。

 

職場の人に分からないよう裏でコソコソと他社と電話でやり取りするのは本当に緊張しました。

 

実はこの転職活動は、公共文化施設に入社したばかりの2ヶ月目の時でしたが、いろいろあってすでに会社に退職届を出してしまった後でしたので、通常の転職活動とは少し違っています。

 

本来の転職活動は退職届を出す前に行うものだと言われそうですが、自分では予想外の退職でしたのでそれには間に合いませんでした。でも、在職中に転職活動をするということなのかと雰囲気はわかったので、私としては良い経験となりました。

 

私は今までに5回転職をしていますが、以前勤めていた会社がどこもとても忙しかったせいもあり、在職中は1度も転職活動をすることもなく、次のあてもないまま退職となっていました。

 

それに、当時は仕事をしながら職探しをするような心の余裕など無かったことが多く、会社を辞める頃は、身体的・精神的に疲れ果ててしまっていたこともあり、

 

正直なところ会社を辞めたら、ゆっくりしたい、いっぱい寝たい、働きたくないと心の底から思っていたので、すぐ転職活動をしようとは思っていませんでした。

 

私の過去における転職活動についてですが、20代前半、20代後半、30代前半、40代半ばの時期に行いました。

 

今まで失業保険をもらいながらゆっくり職探しをしようと思っていたので、そのせいで、私の履歴書には転職する度に、職歴に「6ヶ月前後」の空白期間ができてしまっていました。

 

つい最近退職した公共文化施設の採用面接の時にも、面接官の方から「職歴にある空白期間は何をしていたのか」と事細かく聞かれました。

 

そこは正直に「就職活動をしていた期間」だったと事実を伝えましたが、それが信じられなかったのか、そんな人がいるのかととても驚いた様子でした。

 

その時、面接官から「ほとんどの人は、在職している間に転職活動をして就職先が決まってから退職するものかと思いますが、なぜそうしなかったんですか?」と当然のように言われたことが、今でもとても記憶に残っています。

 

就職先を決めてから転職するのが常識だと知ったのが、実はかなり最近です。今は、簡単にYouTubeなどで転職に関する情報を得ることができるので本当に便利な世の中です。

 

ただ、こんなに情報をいつでも入手できる時代になっているのにも関わらず、まったく転職対策をしていなかった呑気な私は、在職中に転職が成功するのはごく一部の要領が良くて優秀な人だけと勝手に思い込んでいたので、

 

その質問が、特別なスキルも能力もない私に向けられること自体に驚きました。でも、それが転職の常識なんですね。

 

そんな中での45歳での転職活動でしたが、面接の最初からこんなに厳しいことを言われてしまい、私は慌てて苦し紛れの答えをすることしかできませんでした。私の転職活動のやり方は、良くないケースなんだとその時に初めて思い知らされました。

 

ただ、この時は「公共文化施設の契約社員」の採用面接でしたが、なんとかこの面接を突破し採用となりました。今年4月から転職活動をやり始めて2社目で採用となりました。

 

そして今回、その公共文化施設を早々と退職し、46歳でまた転職活動をすることになったわけですが、その時にせっかくその面接官が教えてくれたのにも関わらず、またしても退職を決めてから転職活動をしていまいました。駄目ですね。

 

ただ、公共文化施設の退職を決意し上司に退職届を提出した10月下旬。その時はかろうじて在職中ではあったので、すぐに転職サイトなどから次の応募企業を見つけ、履歴書と職務経歴書を急いでその企業へ郵送しました。

 

履歴書の職歴欄に初めて「現在在職中」と記載できたことが、人並みになれたような気がしてなんだか嬉しかったです。

 

退職前には合否結果がわかりそうでしたので、もし運良く採用なら一つの「成功例」となりますがどうなんでしょうね。「失敗例」になりそうな確率のほうが高そうですが。

 

ここで、少し話は変わりますが、履歴書は「パソコン」で作成するか、「手書き」で作成するか悩んだことはないでしょうか?

 

最近は、履歴書や職務経歴書を「メール」(PDF)で企業に提出することが主流になってきている気がします。

 

企業が、「人物重視」になり手書きにこだわらなくなったことや、さらに、顔写真の添付も不要という企業も増えてきています。今は履歴書を「パソコン」で作成する人のほうが増えたのではないでしょうか。

 

ただ今回、私が応募した「私立学校の嘱託職員」の求人票には、今ではかなり少なくなった履歴書の「手書き」指定がされていました。

 

求人票の求める人物やスキルのところには、よく見かける普通の条件が書いてありましたが、あえて履歴書に「手書き」の指定をしているということは、裏の求める人物像の一つに「字が綺麗(丁寧)」なことがあるのだと勝手に確信しました。

 

「字が綺麗」であることは、「スキル」の一つだと私は思っています。インターネットで調べてみても字が綺麗な人に対する悪いイメージはほぼ見かけないです。

 

むしろ、頭が良くなくても良く見えてしまう、性格もきちんとしてそうなどと、とんでもない(ありがたい)イメージまでついてきます。

 

私のように特別に取り柄もないという人がいましたら、ぜひ上手に字を書く練習をしてみて欲しいと思います。パソコンが主流のこれからの時代には、きっと希少価値になると思います。

 

採用においても、学歴・スキルが同じような人が何人かいたら、履歴書の「字が綺麗」な人のほうを採用するという企業もあるという話まで聞くので、

 

字に自信がある人なら迷うことなく「手書き指定無し」でも、パソコンではなく「手書き」にするべきだと思います。

 

私は小学生の頃はずっと書道を習っていたので、字にはちょっと自信があります。初対面の人からも何度か「字が上手ですね」と言われてきたりしました。

 

ですので、今回の履歴書の「手書き」指定は、私にとっては他の人と差をつけられる大チャンスでした。

 

実際に、その学校から11月上旬には「書類選考」通過の電話がかかってきました。その時点で、私の履歴書の職歴にあるたくさんの「空白期間」については、書類選考の際にはあまり重要視されていないのだと感じました。

 

そして、採用面接が11月下旬にありました。面接会場に到着し待合室に通されましたが、そこにいたのは3人だけでした。この中から1人採用となるわけです。

 

たとえ結果が不採用になっても、(おそらく)激戦の書類選考を通過し面接に呼んでいただいたわけなので、そんな自分に自信を持っていこう!と気合を入れ直して面接に臨みました。

 

この面接の様子については、別の機会に語りたいと思います。

 

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【身辺調査】もしかして私の職歴調べてる?面接で落ちた理由について考えてみる

 

 

最後に、企業が職歴の「空白期間」についてなぜ懸念材料とするのか、その理由には次のとおりになります。

 

※特に1年近くなど働いていない期間が長い場合は、

 

1.働く意欲がない、モチベーションが低い、すぐに辞めそうと思われる。

 

2.長く現場から離れているため、業務知識やスキルが古いとみられ、現場におけるスキルが不足し即戦力にならなそうと思われる。

 

3.転職先が決まらないまま退職すると、計画性がない人物とみられ、仕事においても、計画的に業務を進めることができないと思われる。

 

などが企業が「空白期間」のある人に対して持つマイナスイメージのようです。

 

ちなみに、私の過去の面接経験において「空白期間は何をしていたか?」という質問に対して、私が答えた回答は、

 

・スキルアップのため短期間のパソコンスクールに通っていた(本当です)

・就職氷河期で転職活動が難航した

・資格取得の勉強をしていた

・特に働かず家にいた(家事手伝い)

などと言っていました。こんなありきたりな答えでも私は採用されてきたので、そんなに神経質にならなくてもいいような気がします。

 

それよりも、正直に答えたあとに、企業が懸念していることについて、「心配いらないしきちんと仕事ができる」ということを自分なりにアピールすることができれば、「空白期間」があってもそんなに悲観的になる必要はないのではないかと思っています。

 

企業によって採用基準がいろいろありますので、なにが一番良いのか正直なところよくわかりませんが、まず、就職活動においては、自分のマイナス部分をいかにプラス部分に変えていくのか、それをどう企業に伝えていくのか、その発想や工夫、戦略も重要なのではないかなと個人的には思っています。

 

まだまだ、私の就職活動は続きそうですが、前向きに頑張っていきたいと思っています。

それでは、また

 

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