2022年を迎えてもう8日目。早いものですね。
改めてですが、2021年の個人的な出来事について少し振り返ってみたいと思います。
2021年はいろいろなことがありました。良かったこともたくさんありましたが、思っていたような結果にならなず、がっかりしたこともたくさんありました。
2021年は、まず、長年勤めた会社を退職するという人生の中で大きな決断をした年でもありました。退職後には、住民税や年金、健康保険、その他多くの出費が重くのしかかりました。
お金の面では、予想外の出費もかなりありましたが、同時に退職金などの大きな収入もあり、人生でこれほどお金の管理に慎重になったことはありませんでした。
それでも、なんとなく心穏やかに過ごせたのは、今まで少しずつ増やしてきた私の大きな資産が、心の余裕を生んでくれていたからなんだろうと改めて思っています。
それでは、さっそくですが、2021年を改めて振り返ってみようと思います。
大きくあげると、この5つです。
1.貯金が約4300万円から約5000万円に増えた
2.プライベートの時間が増え、気になっていたことや新しいことに挑戦できた
3.仕事選びを間違って、結局無職となり振り出しに戻った
4.お金の知識が足りず資産運用に手こずった(大きく含み損がでた)
5.経済的自由になる仕組みを作ることができなかった
まずは、「1.貯金が約4300万円から約5000万円に増えた」からになりますが、
2021年の3月末時点でざっくり資産を計算した時には4300万円位ありましたが、その後大きく増えました。
株式投資等の含み損益も考慮しているので、日々少し変動はありますが、2021年12月末時点では「50,133,000円」になっていました。
一時的だとは思いますが、なんとアッパーマス層から準富裕層に昇格していました。自分でもびっくりです。一つの壁を越えたようで、資産だけを見るとぐっと経済的自由(FIRE)への道に近づきました。
この資産が増えた一番の要因は、主に「退職金」ではあるんですが、ただ、退職金だけでは5000万円には到達しなかったので、日々の家計管理と株式投資による利益もかなり影響はしています。
また、昨年は高齢の親と「親の資産」のことなどもじっくり話し合い、2021年から「生前贈与」として100万円を毎年受けることになりました。それも大きかったと思います。
生前贈与は、数年後に法改正で廃止になるかもしれませんので、親の資産や相続のことは、ぜひ親が元気なうちに早めに話し合うことをおすすめします。
ちなみに、45歳で退職するまでに貯めた約4300万円ですが、私が投資を頑張って増やしたから、宝くじのようなものに当たって臨時収入が入ったから、それでこれだけ貯金できたというわけではありません。
投資を本格的にやり始めたのは本当にここ1~2年ですので、前回私の生活費のことについて少しお話しましたが、長年の努力の末、投資以外でここまで増やしました。
投資のことは今までよく分かりませんでしたので基本的には手は出しませんでした。株主優待が欲しくて数銘柄を保有していたくらいで、配当金も年5万円位でしたのでほぼ関係ないと思います。
もし、20年以上前から今のような投資をしていたら、もしかしたら1億円近くにはなっていたかもしれませんが、それはあくまで結果論ですので、これで十分です。投資の世界は先が読めないですので、その時に運用方法をもし間違っていたら資産が半分になっていたかもしれませんしね。
私も若い頃は体力も元気もありましたので、遅くまで残業をして人一倍頑張って昇進し労働でがんがん稼ぎました。
それはそれで、貯金のほかに職業経験を積むこともできましたし、その経験が活かされたことも人生の中で多かったので、このひたすら働く方法でも間違っていなかったと思っています。
自力で4000万円以上貯金できた自分にひとまず「今までよく頑張りました」と褒めてあげたいです。これからは、少し働くペースを落として、プライベートの時間も大事にしながら生活していきたいですね。
そして、2021年前半は、この約4300万円の種銭を元に本格的に投資の世界に飛び込みました。2022年1月現在においては、2000万円以上もの貯金を投資に回しています。
まだまだ、個人投資家としては実績といえるようなものがないですが、それでも昨年は約180万円(税引き前)の利益を生むことができました。ただ、このコロナ禍の2年間は株式相場が順調で、誰でも資産を大きく増やせたようですので、利益が出たのはたまたまかもしれません。
現状では、普通口座に預けている現金と投資に回しているお金がだいたい半分くらいですので、2022年はポートフォリオを意識して少し投資戦略を考えていきたいところです。
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そして、「2.プライベートの時間が増え、気になっていたことや新しいことに挑戦できた」ですが、
2021年の最大の出来事としては、やはり辛かった会社を辞めて自由な時間がたくさんできたことが一番大きいです。
以前の会社では年収約600万円もらっていましたので、何人かに「良い会社を辞めてしまって、なんてもったいないことをしたのか」「まだ辞めるのは早かったね」などと言われることもよくありますが、私はまったく後悔していません。
転勤が頻繁にある会社でしたので、体力的にも精神的にも60歳定年までは無理だと思っていましたし、行きたくもない県外への転勤辞令が出た時でしたので、もし上司に辞めると言うなら今しかないというタイミングでした。
そして、私はすぐ退職届を上司に提出しました。退職を踏み切れたのは、20代の頃から家計管理をしっかりしていたおかげで約4000万円以上の資産を築けていたことがやはり大きいです。負債などもまったくありませんでしたので、決断を迷う要素がほとんどありませんでした。
20、30代の若い頃は、お給料や賞与をもらった後に、友人達が嬉しそうに海外旅行や高級料理店に行った話や、素敵なお財布やブランドバックをたくさん持っている姿を見ては、正直羨ましいと思ったことが何度もありました。
でも、ぐっと欲望を抑えて、将来本当にお金の余裕ができた時に、このお金を使って好きなことをするために取っておこうと思って、私はひたすら貯金してきました。
ただ、我慢して貯金ばかりしていると生活自体が楽しくなくなってしまうので、メリハリをつけて使ってはいました。今までに約200万前後する車を3台買い替えましたし海外旅行にも5ヶ国は行きました。あの有名ブランドのバックも数個持っています。
あまり意識してやっていたわけではないですが、普段の生活では「趣味」という名の「節約」を楽しくやっていて、本当に欲しい物はよくよく考えて買いました。基本的に必要以上にはお金を使わなかったですね。
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結局のところ、私のような特別な資格も能力もない平凡な人間がお金を貯めるには、まずは労働を中心にお金を稼ぎ、ある程度の資産になるまで地道に貯金をするのが一番間違いないような気がしました。
今、私は60歳まで約束された安定の高収入を失って、世間から見るときっと無職で可哀そうな人になっているんだろうと思いますが、逆に私は、嫌な仕事をいつまでも辞めらず70歳まで働こうとしている友人達のほうが本当に気の毒に思ってしまいます。
人生の前半は、周りの贅沢している人達を羨ましく思いながらいろいろ我慢してやってきましたが、そのおかげて、人より少し早く「お金」と「時間」を手に入れることができました。そして、そのお金とたくさんの時間を使い、昨年は様々なことをしてみました。
今まで家にいるときは仕事のことばかり考えていましたが、その悩みはすべて無くなりましたので、資産運用のこと、今後の生き方・働き方についてなど書籍やインターネットなどからたくさん情報を得ていろいろ勉強ができました。
何年も気になっていた家の中の不用品の片づけや、親とじっくり今後のこと話し合ったり、趣味をゆっくり楽しむ時間やインターネットなどを通して世の中の動きなども知ることができました。
また、久しぶりの就職活動を通して、今の転職事情やWEB面接のこと、新たな職場では今まで経験したことのない文化芸術の世界にも触れることができました。そして、また新たな人脈もできました。
今まで目先のことばかり考えてずっと不安ばかり募っていましたが、なんだか世界が一気に広がりました。
ただこれは、私が20代、30代ならきっと同じ気持ちにはならなかったと思います。ここまでやってきた苦労の経験があって初めて40代の私がしみじみ感じることなのかなと思います。
そして、「3.仕事選びを間違って、結局無職となり振り出しに戻った」ということですが、
昨年9月に転職した公共文化施設ですが、いろいろあって3ヶ月間勤めて退職することになってしまいました。業界や職種のことをよく調べずに、楽しそうだから家から近いからという単純な理由で決めてしまったことがそもそもの原因だったような気がします。
人事の方からの内定の連絡で、「すぐ来てほしい」という言葉に舞い上がり、他の会社も検討せずにすぐ承諾し勢いでその会社に入社してしまったのも悪かった気がします。
すぐ来て欲しいというのは、人がすぐ辞める会社、入れ替わりが激しい会社である場合も多いので慎重な決断が必要でした。
結局、働いているうちに思っていた仕事と違う、なんだか自分には向いていないかもしれないと思い、尻尾を巻いて早々に逃げてしまいました。
また、40代以降の仕事選びは、自分の体力面のことも考えないと、私のように現場で力仕事や体力が求められるような作業があった時、ついていけなくて職場の皆さんの足を引っ張ることになるので注意が必要です。
仕事選びについては、正直いまだに何が正解なのかよくわかっていません。結局、自分に合うのか深く考えずついつい世間体や条件面ばかり見てしまうので、そこが過去の転職回数の多さにも繋がっているのかもしれません。
というわけで、就職はまた振り出しに戻って相変わらず無職です。毎月の生活費(約13万円)を補えるだけの軽めの仕事をしたいと思いながらも、無意識に大変な仕事ばかり選んでしまうので、これからはもう少しよく考えて仕事選びをしていきたいところです。
そして、「4.お金の知識が足りず資産運用に手こずった」になりますが、
いろいろな書籍やインターネットなどを見ると、資産が4、5000万円も無くても、次々と経済的自由(サイドFIRE)を達成している人たちをみかけます。
私は、かなりの資産があるのにも関わらずなかなか皆さんのようにうまくいきません。行き当たりばったりな私は、この資産をうまく活かせずにいた2021年でした。
周りにはお金の知識に詳しい人がほとんどいませんし、友人と会ってもなかなかお金のことを話題にすることができませんので、私の資産運用は完全に自己流です。運用のプロの方が見たら、この人は何をやっているのかと笑われてしまいそうです。
今はインターネットで気軽に情報を得ることができるため、この1年は金融についてかなり勉強しました。私なりに試行錯誤しながら投資をしていますが、これも正解があってないようなものなので相変わらず勉強中です。
そして、2021年はなんとか利益が出て嬉しい思いもしましたが、株価が上がると思って大量に買付した銘柄が予想外に下落し、昨年後半は、約60万円前後の含み損を抱えたまま少しモヤモヤした年明けを迎えました。
ただ、ある程度の地盤作りはできてきたような気もするので、2022年はうまく軌道に乗せれるように資産運用を頑張っていきたいですね。
そして、最後「5.経済的自由になる仕組みを作ることができなかった」ですが、
私の2021年中にやりたかったことの一つとして、さきほども言いましたが、生活費を賄える程度の軽めの仕事を見つけて、投資(配当金)などの不労所得で生活することでしたので目標達成とはなりませんでした。そんなことは簡単にできるわけはないんですけどね。これは、2022年の目標として引き継ぎたいと思います。
以上、いろいろ考えることが多かった2021年でしたが、まだ人生100年の半分くらいしか生きていませんので、明るい未来を信じてこれからも自分らしく頑張っていきたいと思います。
それでは、また。