【資産を活かす】40代独身女性がセミリタイアについて考えてみる

自由

FIRE」という言葉を聞いたことはありますか?

 

FIRE(Financial Independence, Retire Early)の略で、「経済的に自立し早期退職する」という意味の造語とのことです。

 

投資などによって得た不労所得で経済的に自立することで、定年前に早期退職しお金のために労働に縛られ続ける自分を解放し自由に暮らすライフスタイルや概念のことを言うそうです。

 

アメリカのグラント・サバティエ氏が書いた著書「FIRE最速で経済的自立を実現する方法」が発端となり、アメリカの20~30代の若者を中心にブームになっているようです。

 

経済的自立というと、経営者やもともとお金持ちの家庭など裕福な人達だけの生活とイメージする人は多いかと思いますが、

 

グラント・サバティエ氏自身は、もともと裕福だったわけではなくごく普通の家庭で育ち努力をして経済的自由を手に入れた人のようです。

 

このサバティエ氏の生き方に共感する人達がアメリカを中心に徐々に増え始め、最近では日本でもその生き方を真似する人が増えてきています。

 

ちなみに「FIRE」と「セミリタイア」という言葉は混同されがちですが、「FIRE」とは完全に働くことをやめて不労所得だけで生活することを言います。

 

それに対して「セミリタイア」(サイドFIREとも言う)は好きな仕事をして得た収入と不労所得で生活するという違いがあるようです。

 

「FIRE」と「セミリタイア」のどちらが良いのかは、その時の資産状況や本人の考え方、価値観による部分が大きいですので、必ずしも「FIRE」が最高だとは言い切れないところがあるようですが、

 

どちらにしても、お金のために無理に働かなくていいという選択ができるのは、ある意味羨ましいし理想の生き方の一つと言えるのではないでしょうかね。

 

ただ、30代くらいで本気で「FIRE」を目指すとなると、それはもう1億くらいの資産がないとなかなか達成は難しいようです。

 

ただ、少し働いて収入を得るスタイルの「セミリタイア」であれば、30代でもあっても2、3千万円あって生活に工夫をすれば達成できている人がいるので手が届きやすいかもしれません。

 

もし今、我慢して辛い仕事をして働き続けている人がいたら、FIREやセミリタイアを「人生の目標」にして頑張ってみるのも良いのかもしれないですね。

 

ただ、「投資」に手を出すことになりますので「リスクは絶対に負いたくない」という考えが強い人には、投資がただの「ストレス」になってしまう気がしますので無茶は禁物です。

 

リスクが無いことが一番安心だと考える人の場合には、投資など無理にせず今の会社に定年まで勤めて可能な限り働くということが一番良い選択だということもありますので、そこは慎重にFIREやセミリタイアを考えるべきですね。

 

私のようにせっかく年収の高い世間体の良い会社に入れたのにわざわざ早期に退職するなんてことは世間的にはあまり理解されないですし「普通」ではないですからね。

 

女性だと投資をしている人自体が少ないですし、FIREやセミリタイアを知らない人からしたら、そんなことばかり言っている私は完全に「変わり者」でしょう。だからこの話は友人や知人にもしていないです。

 

もちろん、長年働き続けるということは尊敬できる凄いことですし、それが正しいことだと信じて生きてきた人の考え方を否定するつもりは全くないです。

 

私が楽しく仕事ができていて健康にも問題がなかったとしたら、もしかしたら今も退職をせず定年まで頑張って働いていたかもしれませんしね。

 

ただ、早く会社を辞めることが良くないことだと言われることにはやはり納得いかない部分がありますし、それを「全員」に当てはめようとする風潮に少し疑問を感じています。

 

インターネットで見かける「お悩み相談コーナー」などで、「〇歳独身女性。貯金〇千万円あるけど会社を辞めても大丈夫ですか?」という質問をよく見かけます。

 

そして、それに答える専門家の方のほとんどが、「働けるならずっと働いたほうがいい」という回答をしている気がします。

 

そういう回答を見ると、こんなに何千万円も「貯金」があるのにまだまだ足りない働けと言うのかとすごくガッカリした気持ちになります。

 

よぼよぼになって動けなくなるまで働かなければ、あなたの老後は「悲惨」なことになりますよとなんだか不安を煽るような内容が多いですが、

 

そんな時、私はいつも記事の下にあるコメント欄の「否定的」な意見のほうに注目します。FIREという言葉を知るきっかけとなったのは、何となくそこからだったような気がします。

 

時代がこれだけ変化していて、あらゆる手段で稼ぐ方法が生まれているのだから、専門家の方々も昔ながらの「節約をする」「保険を見直す」「厚生年金に加入して働く」など誰でも思いつきそうなアドバイスではなく、

 

今はもっと違う選択肢もありますよ、こんな考え方も増えてきてますよというアドバイスがあってもいいのになと個人的には思ったりします。

 

ただ、誰もが見ているインターネットでの相談なので、リスクを負わせるようなアドバイスをすることは「無責任」になる可能性もあるから仕方がないのかもしれないですけどね。

 

でも、私が本当に求めている回答としては、その専門家の方、個人の実体験をもとにした「私はこういう資産形成をしたから貯金がここまで増えて余裕できた」「この方法を選んだからFIREまたはセミリタイアすることができた」とか、

 

そのことを金融のプロという目線で提案するアドバイスなら本当に説得力があるのでどんどん参考にしたいんですが、やっぱり難しいのでしょうかね。

 

そして、そんな悩みに答えている専門家でさえ、いつまでも労働に縛られてこうしてインターネットで日々相談を受けて稼ごうとしているくらいですので、何が正しくて何が駄目なのか本当に良く分からなくなります。

 

インターネットの情報はたくさんありすぎて、もはやいったい誰を信じていいのかよくわからないという状況なんですが、

 

私としては良くも悪くもいろんな意見があるなかで、まずは私自身がその人の意見に「共感」ができる話の内容なのか現実味があって私でも無理なく実行できる方法なのかを中心に見て、少しずつ参考にするようにはしています。

 

それに、リスク面だけで言うとこの「独身」であること自体がリスクが少ない立場であると私は思っていますので、

 

少しリスクを負った行動をしたり様々なことに挑戦することは別に悪いことではないと思っています。既婚者と同じようにする必要はないということですかね。

 

今からでも少しずつお金のことを勉強をしたり、あと約20年後に迫りくる老後に向けてリスク対策をしっかりしていければ、独身女性でも明るく楽しい老後は夢ではないとも思っています。

 

さらに、あわよくばこの大きな資産をもとに「FIRE」は無理としても、まずは「セミリタイア」を目標に老後の計画をしていくことが私の理想でしょうか。まだまだ準備不足ですが。

 

最後に、多くの人が憧れる「FIRE」ですが「デメリット」もあります。こういうことにも注意しながら、経済的自由への道を目指していきたいですね。

 

1.社会との繋がりがなくなり孤独を感じやすい

2.社会的信用がなくなりクレジットカードや賃貸契約などが難しくなる

3.やりたいことを決めていないと自由な時間を持て余す

4.資金不足等でFIREに失敗した場合、無職期間が長いため再就職しにくい

5.FIRE=無職のイメージが強いので周りの理解を得るのが難しい

 

これだけ見ると、「自由」を手に入れた「代償」はそれなりにありますね。ただ、これはFIREを達成した先輩から後輩への良きアドバイスだと受け止めて、なるべくこうならないように考えていきたいところですかね。

 

私は、働くこと自体は嫌いではないですのでもう少し無理のない範囲で頑張っていきたいとは思っています。

 

今ならセミリタイアも夢ではないところまできていると思っていますので、ひとまずそこを目標に「資産形成」をしていけたらいいと思います。

 

それでは、また。

 

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