【ねんきん定期便】投資よりもまず年金チェック!自分の年金記録は気にしていますか?

年金

日々生活をしているなかで自分の「年金」のことをどのくらい気にしているでしょうか?

 

特にずっと会社勤めをしていたり、65歳なんてまだまだ遥か遠い先だと思っている若者世代はほとんど意識していないのではないでしょうか。

 

私は、最近まで社会保険関係の仕事を10年以上してきたのもあり、日頃から自分の年金記録にとても関心を持っています。

 

また仕事柄、社会保険労務士さんや年金事務所の職員の方にもお世話になることがよくありましたので、今は「年金」のことについてそれなりに詳しくなりました。

 

ただ、私も20代の頃は、年金のしくみが全く理解できていなかったせいもあり、なぜ年金を払わなければいけないのかと国や年金制度に対しかなり不信感を持っていました。

 

ちょうどその頃は、勤めていた会社が倒産して無職でいた時でしたし、まだ私も大学を卒業して働き始めたばかりの頃でしたので、当然ながら貯金などほとんどなく、

 

そんな状況の中で自宅に届いていた大量の「国民年金保険料」の納付書を見ても、とても納められる状態ではなかったため当時はその納付書を全部捨てていました。

 

定期的に誕生月になると届く「ねんきん定期便」に記載された数ヶ月の未納月数を見るたびに私は当時のことを思い出し、なんで未納のまま放置してしまったのかと今ごろになってとても後悔しています。

 

もし、その時に今のような年金知識があったのなら「未納」のまま放置せず、早めに市役所や年金事務所に相談に行って「免除」の手続きをしていたと思います。

 

「免除」などの手続きをしておけば、その手続きした日から10年間は後からでも納付することもできたのに、気づいた時には時効の2年が経過していましたので、その「未納期間」は私の年金記録に一生残ってしまうこととなりました。

 

今は年金の重要性をよく理解していますので、また現在、無職になってしまってもあの20代の頃のように国民年金を納めずの放置するようなことは絶対にしませんし、これからもないと思います。

 

幸いなことに現在は、経済的に少し余裕がありますので「免除」や「猶予」の手続きをしなくても国民年金保険料をきちんと納付することができています。

 

少しでも年金額を増やすために「付加年金」(400円)にも加入して、さらに支払方法については納付書払いではなくポイントがつくように「クレジットカード払い」にしています。

 

また、過去に「未納期間」になっていたところについては、60歳以降に新たに「任意加入」をして納めることができますので、65歳の年金受給前には満額になるようその不足の月数を納めるつもりです。

 

最近は、老後の収入源の一つとして年金よりも「投資」にばかりに目が向けられ投資の勉強を熱心にする人が増えていますが、私は年金の知識があっての投資だと思っていますので、年金の勉強もある程度は必要であると感じています。

 

生活の中でかかるお金のことや年金のことをいつも気にして確認しておけば、もしかすると大きなリスクを負って投資をする必要はないということもあるかもしれませんし、投資において自分に合ったリスクの取り方についても段々と分かってくるのではないかと思っています。

 

年金は、仮に投資で例えるなら投資信託などよりも安全で必ず受け取れる一番間違いない投資商品だと私は思っていますので、

 

もし今、未納期間があるようなら投資にお金を回すよりもまずは年金を納めることを優先したほうが良いように思っています。年金は後から後悔してもどうすることもできないことが多いですからね。

 

この20代無職の時の未納ですが、実はもう一つ「会社員」であった時にも未納となってしまった期間があります。この時も20代でしたので同じように納付書は捨てていた頃です。これも「ねんきん定期便」を見るたびに後悔しています。

 

過去に、私は小さな広告代理店で正社員として勤めていたことがありました。初めての転職そして若かったということもあり、

 

「求人票」などロクに見もせずにただ「好きな仕事をしたい」という先走った気持ちだけで求人に応募し採用となりました。

 

その会社は「試用期間」が6ヶ月ありましたが、その試用期間中は社会保険の加入がありませんでした。でも、そのようなことなど私はまったく気にもせず入社しました。

 

「ねんきん定期便」には、当然のことながらその6ヶ月間は国民年金記録となっており、私は相変わらず納付書を捨てていましたのですべて「未納期間」となっていました。

 

年金記録だけ見ると、私は当時「正社員」として働いていたにも関わらず厚生年金に加入していなかったために、働いていたかどうかも誰にも証明することができない期間となってしまいました。

 

今さらその会社に文句を言うわけにもいきませんし、求人票をよく確認していなかった私が悪いのでどうしようもないんですけどね。

 

「ねんきん定期便」は、「実際に勤務していた期間」と「厚生年金に加入していた期間」が一致しているかどうかあらためて確認するという意味でも、必ず目を通しておいたほうがいいものであると私は思っています。

 

この「ねんきん定期便」ですが、現在の年齢によって2つの種類の通知が送られてきます。

 

「はがき」と「封書」タイプのものです。ほとんどの人が直近1年間の情報のみが記載されている「はがき」タイプを見ているのではないかと思います。

 

ただ、35歳、45歳、59歳の年齢の時だけは、過去の年金記録の詳細が記載された「封書」タイプのものが送られてきます。

 

少し前に、私には「45歳」の人が対象の封書のねんきん定期便が送られてきました。過去の年金記録とともに「年金の見込額」も記載されていましたので、あらためて過去の状況を振り返ってみたわけです。

 

正直に言うと、納めた保険料に対して年金額は予想よりもずっと少ないと感じました。でも、60歳まで納めるわけですからまだ途中経過ですので、今後もきちんと納付していきたいと思っています。

 

年金は、受給が開始してから10年ぐらい受け取らないと元が取れないとよく言われます。少なくとも65歳から受給し始めて75歳ぐらいまで生きないと払った保険料分も受け取れないということでしょうかね。

 

でも、仮に100歳まで生きてしまうとなると大きく元が取れてしまいますので、やはり自分の納めた年金が正しく記録されているかどうかいつも気にしていたほうが間違いないように思います。

 

また、自分の年金記録については、ねんきん定期便のほかにも「ねんきんネット」で確認することもできます。

 

「ねんきんネット」については、パソコンやスマホから日本年金機構のホームページを通して利用登録することができますので、いつでも簡単に自分の年金記録を確認することができます。

 

過去の私のように後から気づいて失敗したとならないように、もし国民年金の納付記録や厚生年金の加入記録に間違いがあったとしもすぐに指摘できるように、自分の年金記録はいつでも確認できるようにしておくことをおすすめします。

 

ちなみに、ねんきんネットの情報は随時更新ではないようですので、もし急ぎで「最新」の情報を確認したいような場合には、

 

最寄りの「年金事務所」に本人が直接電話をして「基礎年金番号」「住所」「氏名」などを言えば、最新の年金記録を自宅に郵送してもらえますので、ぜひお試しください。

 

また、「マイナンバーカード」を作成した人であれば、「マイナポータル」からも年金記録を確認することできるようです。

 

こちらの「マイナポータル」は、年金記録のほかにも「雇用保険記録」や「所得情報」なども確認することができますので、必要に応じて利用してみるのもいいのかなと思いました。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

それでは、また。

 

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