【令和3年確定申告】税務署でのアルバイト開始!初めてスマホ申告をした感想などについて

確定申告

そろそろ確定申告の時期です。現在、会社員の方にはあまり関わりがないかと思いますが、私は人生で2度目の確定申告となります。

 

令和3年中は2つの会社に勤めましたが、年末に退職してしまったため会社で年末調整をしてもらえず、しぶしぶ自分で確定申告をすることになりました。

 

1度目の確定申告は、20代の頃に市役所で手続きをしましたが、税金のことにまったく無知でしたのでほとんど記憶がありません。ものすごく混雑していて手続きがあっという間に終わったことだけ覚えています。

 

そして、今回は約20年ぶりの確定申告となります。前回は、たしか源泉徴収票と控除証明書を持っていき、申告会場の職員の方に書類を見せただけで終わった気がしますが、今はパソコンやスマホでの申告(e-Tax)が主流になっているようです。

 

令和3年は、2つの会社からの給与、退職金、株利益、失業給付受給、生前贈与などの収入があり、控除については、社会保険料、生命保険、ふるさと納税などがありました。昔とは違い、金額がそこそこ大きい収入と支出がありましたので、確定申告が近づくにつれ、これをどう申告したら良いのかとずっと悩んでいました。

 

会社員歴が長かったため、申告については今まで会社にすべてお任せしてきましたので、40代になっても税金のことについてまったく無知で無関心でした。今さらながらもう少し税金のこと勉強しておけば良かったと後悔しています。

 

そんなことを毎日のように思っていた12月。たまたまハローワークの求人票を見ていたところ、税務署での確定申告のアルバイト求人を見つけました。

 

ちょうど自分の確定申告を何とかしなくてはと思っていた時でしたのでとても興味がありましたが、ただ、条件も時給もあまり良くなく短期での雇用でしたのでかなり悩みました。

 

でも、この機会を逃すともう税金のことは分からないままになると思い、お給料のことはこの際無視して勉強のつもりで急いで求人に応募し、そして、なんとか1月から採用となりました。

 

そして、採用になった後には税務署職員の方から4日間かけてしっかり研修をしていただきました。確定申告に係る所得税、相続税、消費税などの説明や実際に会場で使うものと同じシステムのパソコンを使用して研修を行いました。

 

税務署職員の方に個別に税金の質問もできるので本当に勉強になりました。お金をもらいながら税金セミナーに参加しているようでとってもお得な気分でした。

 

そして、現在は、研修で学んだことを思い出しながら、実際に税務署内にある確定申告会場に行って、パソコン操作に不慣れな来場者のお隣りに立ち入力のサポート業務をしています。

 

確定申告会場に入るとまず受付があります。そこで簡単な受付が終わると今度は何十台もパソコンが並んでいる会場に案内されます。初めに税務署職員による簡単な申告書類の確認があり、それが終わるとさっそくパソコンでの入力作業となります。

 

実際に申告画面をみてみると分かりますが、入力項目がとても多く慣れていないと本当に分かりにくいです。それに、申告に必要な証明書類なども会社によって様々で、人によっては複数の収入や控除もたくさんあったりもしますので、何をどうしていいのか分からず茫然とパソコンの前で立ち尽くしている来場者がとても多い印象です。

 

私はまだ申告会場デビューしてから日が浅いため、こんな付け焼き刃の知識で大丈夫なのかと毎日ドキドキしながら仕事をしていますが、基本的な入力についてはなんとか人に教えることができるレベルにはなりましたので、来場者2人を掛け持ちでサポートすることもあり少しは役に立てているようです。

 

税務署では、来場者にもスマホでの申告を積極的にすすめていますので、会場内の指定の場所で入力する若い方もそこそこいますが、すんなりと申告できている人は少ないように思います。だいたい申告するのに平均で1時間近くかかっている人が多い印象です。

 

つい数日前に、私も人に教えるからには自分でもe-Tax申告ができないと恥ずかしいと思いスマホで入力してみましたが、第一印象としては、画面が見づらいですし慣れないとやはり少し難しいなと感じました。

 

また、同じスマホでもアンドロイドとiPhoneでは少し操作が違うところがありますし、やっと入力が終わり申告完了となっても、スマホだと会場で申告書控えの印刷ができないので、そこはちょっと不便さを感じました。(ちなみに、パソコンの場合は会場で申告書控えが印刷できます)

 

基本的にスマホの場合は、データ保存をして申告内容は画像で確認ということになりますが、もしどうしても印刷したいという場合は、個人のプリンター(Bluetooth対応)で印刷していただくことになります。

 

会場でそういう説明をすると、たいだいの人が戸惑ってしまいガッカリしますかね。うっかりデータの保存を忘れて終了してしまうと、簡単には申告内容の確認ができなくなりますので注意が必要です。

 

ただ、唯一、スマホ申告のメリットとしては、「源泉徴収票」については、カメラで撮影すると自動的に金額などが反映されるようになっていることでしょうか。私もやってみましたが見事に反映されました。入力誤り防止にもなりますし、一度操作に慣れれば次回からはかなり楽かなと思いました。

 

 

ちなみに、私が今回スマホで申告した内容はざっくりですが以下のとおりになります。

 

【所得】

・会社からの給与(2ヶ所分)・・・申告要

・退職金・・・申告要

・失業給付・・・申告不要(非課税)

・親からの生前贈与・・・110万円以下のため申告不要(非課税)

・株式譲渡益および配当金(特定口座/源泉徴収あり)・・・損失無しのため、あえて申告せず

 

【控除】

・国民年金保険料

・国民健康保険料

・生命保険料

・ふるさと納税

 

私が令和3年中に実際に受け取った所得は、合計すると約700万円になります。ただし、退職金は通常の所得には含まれず、失業給付や贈与分は非課税、株の利益分は最初から税金が引かれる証券口座にしているため確定申告不要ということから、最終的に課税対象になった所得は2社からの給与のみで約120万円となりました。そして、各種控除を入力して約27,000円が還付となりました。

 

ちなみに、もしも私が株で損失を出した場合は、さらに還付を受けるためにマイナスの申告をすることになったと思いますが、幸いにもそこそこ利益が出ましたので何もしませんでした。

 

最初は、なんとなく難しそうだと悩んでいた確定申告ですが、いざスマホ申告をやってみれば、会場のパソコンで入力するよりも簡単なのかなと思いました。初めてでもなんとか一人でできます。

 

毎年2月16日~3月15日は申告会場は大混雑のようですので、確定申告が必要な方はスマホ申告をぜひ試してみてくださいね。それから、もし会場に直接行って申告する場合には、国税庁LINEから相談予約ができますので、そちらも利用してみると待ち時間がなくて良いと思います。

詳しくは、国税庁ホームページをご覧くださいませ。

 

さて、明日も仕事だ。がんばろう。

それでは、また。

 

 

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