私は、令和3年3月31日で正社員として長年勤めていた会社を辞めました。
その後は、4月~8月までは無職。9月~11月は契約社員。12月からはアルバイトをしているという状況です。
仕事へのやる気が低下し精神的・体力的にもう限界と思っていた昨年2月下旬。ちょうど県外への転勤辞令が出たことをきっかけに、もうこれ以上私は頑張れないと思ってしまい辞令を断り勢いで退職届を出しました。
もし転勤辞令がなければ、嫌だと思いながらも辞める勇気や言い出すタイミングがなかなか無く、きっとズルズルと今もその会社で働いていたように思います。
2月下旬に勢いで退職することを決めましたが、3月は繁忙期であったことや退職にあたり業務の引き継ぎと身辺整理をする必要があったため、有給消化はほとんどできず転職活動もせずに退職となりました。
ただ、もともと退職後は少しゆっくりしたいという気持ちがあり、すぐどこかで働こうとは思っていなかったため、実際のところは転職活動を積極的に行ってはいませんでした。
ただ、転勤辞令が出てはっきりと上司に退職の意向を伝える前に、自分なりに退職後にかかるお金のことはある程度見積もってはいました。勢いと言いつつも、計算上では数年間は無職でも大丈夫だという確信のもと退職届を出しました。
ただ、実際には予想よりもかなり出費がありました。結果的に令和3年中の収入が700万円になり資産を増やすことができましたが、昨年の3月の時点では、今後の収入のあてもなく、今ある貯金で出費を賄っていくことを考えていましたので、せっかく貯めた貯金が減ることに対してはさすがに少し不安はありました。
退職するまでの数年間は年収約600万円でしたので、令和3年はその分の税金等が重くのしかかってくることはわかっていましたが、実際に次から次へと送られて来る高額な納付書の束に頭がクラクラしました。
ここで、私が退職した後に支払った税金、保険料、高額な出費などについて月別に少しまとめてみましたのでご覧ください。
まず、【4月】にかかったお金です。
・車検代・・・約20万円
・国民年金保険料・・・16,610円
いきなりの高額出費でした。私は車を3月に購入しましたので、この時期になると2年に一度車検があります。残念なことに令和3年は車検に当たってしまいました。
今までの車検代は10万円もかかってませんでしたが、本当にタイミングが悪く、ちょうどこの時に私の車は走行距離が10万キロを越えてしまっていたため、整備士からこれでは車検が通らないと言われてしまい通常よりも多くの部品交換が発生し高額の車検代となっていまいました。
そして、国民年金保険料の納付書の束も届きました。ある程度まとめて前納したのほうが保険料が安くなりお得なのですが、車検代のショックが大きく、年金についてはひとまず1ヶ月分だけ払うことにしました。
続いて【5月】にかかったお金です。
・自動車税・・・39,500円
・国民年金保険料・・・16,610円
これも車を所有している限りは避けては通れない自動車税の支払いです。ただ、これは全額現金で支払ったわけではなく、paypayポイントが8000円分くらい貯まっていましたので、今回初めてスマホでpaypay払いをしてみました。
私はソフトバンクユーザーですので、ネットでのお買い物がお得になるyahooショッピングをよく利用しています。当時は、ポイントアップキャンペーンを頻繁にやっていましたのであっという間にpaypayポイントが貯まりました。今は少し改悪して貯まりにくくはなりましたが、今でもpaypayにはとてもお世話になっています。
国民年金保険料については、引き続き様子を見つつまた1ヶ月分を支払いました。
続いて【6月】にかかったお金です。
・市県民税(住民税)・・・296,000円(全4期分)
・国民健康保険料・・・20,000円(1期分/全8期)
・国民年金保険料・・・16,610円
恐れていた請求が6月にやって来ました。そう住民税です。1期分74,000円(全4期)で支払うように納付書が送られてきました。前年の収入が高くて翌年に無職の状態ですとかなり衝撃が大きいです。
4月からの出費続きでダメージが大きかったので、いちおう減免措置にならないかといろいろ調べてはみましたが、住民税は減免の要件には当てはまりませんでした。ただ、幸いにも5月中旬に退職金が数百万円ほど振り込まれましたので、請求額どおりに住民税は全額支払いました。
健康保険料については、4月初めの時点で国保と元勤務先の任意継続(健康保険組合)どちらにするか決めるため事前に保険料を試算してもらいましたが、私は任意継続にすると一番高い保険料(上限)になってしまうため、少し保険料が安かった国保のほうを選びました。
それでも、国保は年間約39万円(月32,000円程)、任意継続は年間44万円(月36,000円程)にはなりますので、いずれにしてもかなりの高額です。
いちおう国保についても減免措置を受けられないかと知らべてみたところ、「特定理由離職者」として失業給付を受けている私は、国保は減免の対象になるとのことでしたので実際にはかなり保険料が安くなりました。最終的に年間約138,000円(月あたり11,500円)となりました。
続いて【7月】【8月】にかかったお金です。
・国民健康保険料・・・16,000円(2期~/全8期)
・国民年金保険料・・・17,010円(付加保険料込み)
とりあえず、4月~6月において退職後にやってきたもろもろの高額請求の支払いが一段落しましたので、国民年金保険料については付加保険料(400円)をプラスして納めることにしました。国保は8期で計算していることもあり、2期分以降はまた保険料が安くなりました。
【9月~11月】については再就職した会社で社会保険に加入していましたので、自分で直接納める保険料はここで一時ストップです。
そして、【12月から現在まで】については、社会保険に加入せず働いていますので、また国民健康保険料と国民年金保険料の支払いが再開しました。ただ、国保については減免措置が今年度いっぱい適用されるとのことでしたので、引き続き安くなった保険料を納めています。
もし、令和4年4月からも社会保険に加入しないで働いたとしても、つい先日、確定申告をした際の前年の所得が約120万円程でしたので、令和4年度については、住民税も国保もかなり負担が少ないと思われます。まずは、退職後1年目については、なんとか上手く乗り切れたように思います。
でも、前年の収入が高かった人が退職した場合は、通常は翌年の負担がかなり大変というのは間違いないはないと思います。もし、私が減免措置などを受けていなかった場合は、住民税+国保+年金で年間約90万円近くの負担になりました。
それに加えて、私の普段の生活費が平均約13万円/月かかっていましたので、年間156万円の出費があります。単純に両方合わせた合計となると、ざっと約250万円となる見込みでした。すごい金額ですね。
現状では、私は退職後に少し働いていますし、その他複数の収入と国保の減免措置もありましたので当初の見込みどおりにはなりませんでしたが、辞めるタイミングや資産状況などよく考えずに安易に退職してしまっていたら、かなり厳しい状況になっていたかもしれません。でも、単に運が良かっただけかもしれませんが。
ただ、退職後の最初の1年間をなんとか乗り切れば、2年目からはぐっと負担が少なくなりますので、嫌な会社を脱出して自由への道に進むためには計画的に準備を進めたいところですかね。
以上、退職後11ヶ月目の状況でした。何かの参考にしていただければと思います。
それでは、また。
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