【敵を味方に】3ヶ月で職場のキツめベテラン女性と仲良くなる方法について考える

悪口

私は今までに、アルバイト、転職、転勤も含めると約15ヶ所の職場で働いてきました。

 

業種で言いますと、食品スーパー、個人経営の店舗、介護施設、結婚式場、保険会社、広告代理店、公共施設、国の関係機関(役所含む)など様々な職場で働いてきました。

 

一人で何でもやらなければならない10人未満の少人数体制のところから、50人近い人が集まってチームを組んで仕事をするような職場までいろいろありました。当然のことながら、職場が変わるたびに初めて会う見知らぬ多くの人達と一から人間関係を築いてきました。

 

そして、入社してから数ヶ月間は、特に女性同士の間では水面下でお互いどんな人なのかと腹の探り合いをしながら、毎回とても大きなストレスを抱えつつ仕事をしてきました。

 

こんなことを約15回も繰り返していたのかと思うと、今さらながらよくやってきたものだと自分で感心してしまいます。でも、振り返ってみると、なんだかんだあってもそこそこ職場に馴染むことができましたし、最初は無理だと思った職場の人達とも最終的にはとても仲良くなることができたりと、いろいろ大変なこともありましたが今では良い思い出となっています。

 

でも、毎回感じることですが、どこの職場に行っても必ずと言っていいほど大きな存在感を放っているのが「厳しめベテラン女性」の皆様方です。とくに勤続年数が長くて仕事ができる40代以上(独身既婚問わず)の方々です。業界問わず一人は職場にいましたね。

 

特に女性の場合は、その職場で長く働けるかどうかは、この厳しめベテラン女性の方々との関係性がかなり重要となってくるのではないでしょうか。私は長年かけて、この方々と最速で仲良くなる方法を自分なりに見つけ、会社を退職後も時々会って遊びに行くような関係をずっと続けている方が何人かいますが、

 

ただ、ご本人には口が裂けても言えませんが、正直なところ、どの方も初対面の印象というのはあまり良くありませんでした。正論で相手を追い詰める厳しさが顔と言葉と雰囲気に出てしまっていましたので、何かヘマをしたら怒られそうでとにかく怖かったことを覚えています。

 

20代のころは、そんな方々が怖すぎて全く会話をすることができず、できれば関わりたくないと常に思っていましたが、でも、本当に厄介なことに、仕事上でわからないことがあった時は、その方々に聞かないとどうしても仕事が進まないというシステム?になっている職場がとても多く、顔色を見ながら恐る恐る話しかけるということを何度も経験しました。

 

私も40代になり、あらためて同年代のベテランさん達を眺めてみると、生まれも育ちも違う彼女たちなのに、どうしてこんな厳しい感じになってしまったのかといつも思ってしまいます。でも、これは女性の多くの人が持っている部分なのだと諦めて、新しい職場に行くたびに私なりの対策をしています。

 

1月からアルバイトしている今の職場でも、最初の挨拶の時点で、直感的にこの人に嫌われると厄介そうだなと感じた仕事ができそうな50代の既婚女性がいました。やはりパートさんの中でリーダー的な存在のようでしたので、迷わずすぐに対策をしました。

 

苦労のかいもあり、最近は気軽に話せるようになりお昼も一緒に食べて楽しくおしゃべりができるようになってきました。もしかすると、まだ一人前に仕事ができない私のことを裏で何か言っているのかもしれませんが、露骨に意地悪されるようなことは全くないので、気にせず毎日楽しく仕事をしています。

 

ちなみに、私の「厳しめベテランさん」への対応策ですが、大きく分けて3つのことに注意しながらいつも仕事をしています。今回に限らず、どこの職場に行っても私はこれを心掛けていますので、仲良くならないまでもベテランさんに嫌われて、職場で無視されたり嫌がらせを受けたということは一度もなかったです。

 

その3つ対応策というのは、以下のとおりです。

 

1.厳しめベテランさんの名前を積極的に言う。

とくに、朝や帰り際の挨拶、質問する時などに「〇〇さん」とあえて名前を付けくわえて言うようにしています。人は他の人から何度も名前を呼ばれると親近感が沸くという調査結果もあるようですので効果はあると信じています。ただ、ほぼ初対面の怖そうな相手に向かって、気安く名前を呼ぶことになるのでかなり勇気がいりますが、この難関を乗り越えればベテランさんとぐっと距離が近くなるのは間違いない気がします。

 

 

2.敬意を払う

たとえ会社での立場が、私(正社員)でベテランさん(パート)であっても、その職場での業務経験や知識は圧倒的にパートさんのほうが上になりますので、何か面倒なことをお願いしたり、少し迷惑をかけてしまったかなと思った時には、必ず後から「忙しいのにすみません」「大丈夫でしたか?」などと声をかけたり、時にはちょっとしたお菓子を配るようにしています。なんとなくですが、このアフターフォローをしくじると嫌われる確率が一気に高まる気がします。

 

 

3.さりげなく褒める

厳しめベテランさんの多くは、基本的に真面目で長年に渡り一生懸命に仕事をしてきた方が多いように感じます。そして、常に仕事で結果も出してきていますので他の人より自分は仕事ができるという強い自信や高いプライドを持ってお仕事をしているようにも感じます。

 

そんな真面目に一所懸命に働いている方がいる場所へ、仕事もできない新人さんが突然現れ、何も考えずにベテランさんのプライドを傷つけるようなことを言ったり配慮が足りないことを気づかずしていた場合、知らぬ間に攻撃的な感情を持たれていたなんてことはよくある話です。

 

ただ、厳しめベテランさんが持つ攻撃的な感情は、大抵は軽く無視されるか陰で何か悪口を言われる程度で済むことが多く直接的な害はほとんどないので、それはそれで放っておいて、お互い仕事上の付き合いだけと割り切ってなるべく関わらないようにするという人も多いのではないかとは思います。

 

でも、私は今までに厳しめベテランさんと仲良くなったことによるメリットをたくさん感じてきたこともあり、なるべく良好な関係を築くために、あえて「敬意を払い」そして、さらに「褒める」ということを意識して行っています。

 

たとえ、わざとらしいなと相手に思われたとしても、言われて悪い気はしないはずですので、私は「さすがです」「〇〇さんのおかげです」など感謝の気持ちも混ぜつつどんどん言っています。また、空気を読んでくれそうな他の人が一緒にいる場合には、ベテランさんを皆で褒めまくるという状況まで作ります。そこまでくると、もはや私が嫌われるという要素はありませんかね。

 

なんでそこまでやるのか物好きな人だと言われそうですが、一見すると、厳しめベテランさん達は自分のことを攻撃してきそうな「敵」だと見えがちですが、でも、よく観察してみてると、知識が豊富で効率的に仕事をこなしているので単純に考えて尊敬できますし、物事の考え方がきちんとしている人もたくさんいますので、仲良くなっていろいろお話すると様々な面でとても勉強になり、私にとってはメリットとなることがとても多くあります。

 

また、職場で影のボス的な存在だった場合は、仲良くなった後は、私が何かで失敗したとしても他の人から悪く思われないようにと密かにフォローをしてくれていたり、後からアドバイスや裏情報を教えてくれたりと積極的に面倒をみてくれることもよくあります。逆に裏では悪口どころか、私のことを褒めていたなんて噂も聞くこともあり、敵どころか仕事の上で大きな「味方」になってくれていたりします。

 

もちろん、お互いの相性もありますので、どの厳しめベテランさんとの関係も上手くいったというわけではありませんが、会話の中で少しでも考え方や性格が似ているなと感じることがあれば、怖そうだから関わらないのではなく、時には自分から心を開いて関わってみてもいいのかなと思っています。

 

この対応策は、職場での自分の固定イメージがつく前、入社してからの数ヶ月が勝負となりますが、順調にいけば3ヶ月も経つ頃にはかなり仲良くなれる気がします。

 

でも、もうかなり時間も経ってしまって今さら「褒める」なんてこともできないという状況だったとしても、皆にお菓子を配りつつ、そのベテランさんにだけ「いつもお世話になっていますので」と特別にちょっと良いお菓子などそっと渡すのも効果的な気がします。女性はお菓子好きですからね。細かい作業の後や残業時間帯など小腹が空いた時にもらったらきっと嬉しくなっちゃいます。

 

しかし、改めて思いますが、

 

20年以上いろいろな会社で勤めてきましたが、職場の人間関係というのは本当にどこも大変だなといつも思います。とくに、女性が多い職場では毎日毎日、大なり小なり揉め事は絶えないですね。私は、なるべくそこに巻き込まれないようにしようと平和主義を貫いてはいますが、それはそれで面白くないと思う人もいそうで本当に難しいです。

 

でも、そんなことはいちいち気にせず皆と仲良くしたいと思っていますので、これからも一人でも味方を増やしていきたいなと思う今日この頃でした。

 

「昨日の敵は今日の友」

 

それでは、また。

 

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