【任期付職員とは】初めてのWEBエントリー!私が独立行政法人に採用された理由を考える

プレゼント

3月15日を持って税務署でのアルバイトが終了し、次の新しい職場に備えて、現在しばしの休息中です。

 

確定申告期限までの残り1週間はもう毎日クタクタでしたが、それに追い打ちをかけるように、3/14~3/15に渡っての突然のシステム障害で電子申告ができなくなるという事態が起こり、現場は大混乱となって本当に大変でした。

 

最後の最後で予想外のおまけが付いてなんとも強く印象に残ったアルバイトでしたが、それでも、同じバイト仲間同士で助けって励まし合ってなんとか最終日まで頑張ることができました。

 

希望すれば、引き続き3月31日まで雇用期間の延長をすることもできましたが、私は次の就職が決まっていたのもあり期間満了で終わりにすることにしました。

 

ただ、ほとんどの方が期間延長を希望していたようで、気づいたら3月15日で終了するのは私だけとなっていました。

 

いろんな人に助けられたアルバイトでしたので、最後の日は少し高級なお菓子の缶を置いてきましたが、同じチームの主婦の方々から「明日から会えなくなるのは寂しいな…」と最後に言ってもらえたのがとても嬉しかったです。

 

そして、とくに仲良くなった方から別れ際にグロスリップのような可愛い「みつあめ」のプレゼントをいただきました。3ヶ月も一緒に働いていませんでしたが、人間関係は大事にしておいて損はないなと改めて思った日でもありました。

 

そんな思い出に浸っていた数日後、さっそく新しい職場から「採用に関する提出書類の案内」のメールが届きました。

 

次の新しい職場は、独立行政法人となります。最先端の研究を行っている機関ということもあってか、求人応募、面接案内、採用内定通知、採用書類提出までのすべてがWEB上でのやり取りでした。

 

私の住んでいる茨城の片田舎では、職探しといえば、いまだにハローワークに出向いていって紹介状をもらい、履歴書は郵送、連絡はすべて電話、採用書類の提出は郵送でのやり取りというのが一般的です。

 

これだけ世の中がテレワークだのWEB面接だの騒いでいるのに、まだまだ地方ではそれが浸透していないので、周りの多くの人が、転職と言えば、ハローワークの求人票だけを見て必死に職探しをしているという現状に他人事ながら本当に残念な気持ちになります。

 

私が今まで勤めてきた職種は、自宅でパソコンを使って作業ができる仕事では無かったため、私自身はちゃんとしたパソコンスキルというものを持っていませんでしたが、

 

昔から、システムエンジニアの兄が最新のパソコン等を買うたびに、私に型の古いパソコンと周辺機器のお下がりが流れてくるシステムになっていたこともあり、自然と初歩的なパソコンスキルを身につけることはできていました。

 

そんなこともあり、職探しも積極的に転職サイトを見ながら、家から近いところで、ちょっと気になった会社があればネットから求人応募をしていました。

 

ただ、今まではネットでの応募だとしても、履歴書や職務経歴書(PDF)を指定のメールアドレスへただ送付するということが多かったのですが、今回の独立行政法人の応募は、履歴書等の郵送不可はもちろんのこと、まずはホームページからWEBエントリーをして下さいとのことでした。

 

今や学生の間ではWEBエントリーが当たり前の話なのかもしれませんが、私のように昭和生まれの人にはまだまだWEBエントリーという言葉に馴染みがありませんので、最初は私も少し戸惑いましたが、

 

すぐにでもテレワークができるくらいの機器は揃っている、競争相手も少なそう、なにより面白そうだから試しにやってみたいという理由から軽い気持ちで求人に応募してみることにしました。

 

そして、さっそくホームページの採用情報から入り「エントリーシート」への登録をしました。

 

ほぼ履歴書と同様の項目があり単純にそこへ穴埋め入力するだけでしたが、あらためて履歴書を提出する必要はないんだということに驚きました。

 

しかも、職歴欄については、過去に勤めた会社ごとに当時の「年収」まで入力するところがあり、今まで応募時に聞かれたこともなかったのでとても違和感がありましたが、どうやら年収額から本人が会社でどういう評価を受けていたのか判断材料としているのだと、後で調べてわかりました。

 

さらに、顔写真データはサイズや容量圧縮の指定あり、職務経歴書データはエントリーシートへ取り込み、その他に、提出書類として「採用されたら何ができるか自由に書いてください」というようなお題もあったので、それも別途エントリーシートに添付しました。

 

これだけ労力をかけてやっても、雇用期限がある「任期付職員」です。月給制ですが基本給はかなり少ないですし、求人票だけを見たら他社で給与が高いところがたくさんあるので、かなりの物好きじゃないとなかなかここに応募しないかもしれません。

 

ただ、この任期付職員ですが、公的機関等における契約社員という扱いではあるものの、実は正規職員と同等の身分や待遇が保障されるというちょっと魅力的な雇用形態ではあります。

 

私が応募した独立行政法人もいわゆる国の機関ですので、正規職員は「準公務員」という扱いになり国家公務員と同程度の待遇を受けています。

 

最大5年間という期間限定ではありますが、民間企業で契約社員で働くのだったら、公的機関で正規職員と同じ扱いで働くほうが良いかなと思って応募しました。

 

ちなみに、私の前職は国の外郭団体である法人の会社でしたが、初めは「任期付職員」で採用されて、その数年後にその会社の正規職員の試験にチャレンジして合格となり、最終的には主任にまでなりました。

 

とくに今は、非正規社員でも5年働けば会社は正社員にしなければいけないなんて話も耳にしますし、ある民間企業では実際に正社員にした事例もあるので、もしかして正規職員になれるかもと期待してしまう人もいるかもしれないですが、

 

しかし、残念ながらこの任期付職員については、期限が来たら正規職員になったという話は今まで聞いたことがないですし、今後もないような気がします。せいぜい雇用期間が延長または非正規雇用のまま無期化雇用されるぐらいでしょうか。

 

ただ、任期付職員だとしても、頑張って実績を積み上げていけば社内の評価も高くなりますし、中途採用で正規職員になることも夢ではないとは思います。試験を受ける際は、おそらく上司等からの後押しもあるため、他業種からの応募よりもかなり有利であることは間違いないはずです。私がそうでしたので。

 

もし、公務員を目指していて結局ダメだった人でも、準公務員にはなれる道はありますので、まずは任期付職員として頑張ってみるのもいいのかもしれないですね。(中途採用の実績リサーチは必要ですが)

 

そんなことを人にアドバイスなんてしていますが、私自身は今度の会社でもし正規職員になれるチャンスがあってとしても、今度はもう試験を受けないつもりです。

 

5年後にはもう50代になっていますし、今は配当金などの不労所得を得ながらゆるく働きたいと思っていますので、無理して働くのはもう卒業といった感じでしょうかね。

 

ちなみに、

 

今回のこの独立行政法人の「面接」でしたが、面接官は3名でした。当初の予定では面接時間が20分となっていましたが、面接官からの質問が多かったため最終的には約40分間となりました。

 

決して私がしゃべり過ぎたわけではなく、前回受けたの学校事務職の面接での失敗を踏まえて、聞かれたこと以外、余計なことを話さずに完結に答えました。

 

志望動機については、国の機関ということもあり「社会に貢献したい」「人の役に立つ仕事をしたい」などと無難なことを答えました。

 

自己PRについては、転職回数の多さを逆手に取り「人にはないスキルを身につけた」や「どんな職場でも人と上手くやれる」などと言ってみました。

 

応募のあった職種が事務職ではありましたが、ホームページの更新などもあり少しWEB知識を必要とするものでしたので、詳細は伝えないまでも自分で趣味のサイト(このブログ)運営をしていることもアピールしてみました。

 

過去に数ヶ月だけですが広告代理店に勤めたこともあったので、クリエーターが使うデザインソフトを使って仕事をしていた経験なども少し盛ってアピールしたところ、とても興味を持たれ、その後は質問ぜめでした。ちなみにですが、パソコンスキルに関する資格は何も持っていません。

 

その後も職務経歴書の内容についての質問がいろいろありましたが、面接での質問の王道ともいえる「退職理由」については、結局、何ひとつ聞かれませんでした。

 

なんだかとても不思議でしたが、今思うと初めにエントリーシートに「年収」を入力した際に、転職するたびに最終的には前職よりも年収アップしていたので、キャリアアップのための転職だと勝手に思ってくれたのかなと思っています。

 

ということで、私が勝手に思うこの独立行政法人に採用された理由ですが、

 

1.競争相手が少ない求人だった(パソコンスキルがないと応募できない)

2.転職回数は多くても、そこを逆手に取って独自のアピールができた

3.経験が活かせる職種だった(資格は無いが実務経験が評価された?)

4.しゃべり過ぎなかった

 

といったところでしょうか。

 

それから、余談ですが、前回の学校事務職の面接では開始早々いきなり「マスクを取って顔を見せてください」と言われ、マスクの下がほぼノーメイクだった私はかなり焦ましたが、今回はばっちりメイクをしていったのにも関わらずマスクを取ってと言われませんでした。残念です(笑)

 

さて、そんなことがいろいろあったここ数ヶ月ですが、

 

今回、もう一社、同時に国の出先機関にも応募しました。こちらも書類選考が通過し面接の連絡がありましたが、独立行政法人のほうが先に内定が出てしまったため、面接をお断りし履歴書等は返送してもらうことになりました。

 

そして、数日前、その会社からの郵便物が届いていました。やっと書類が戻ってきたかと封を開けてみると、履歴書とともに同封されていた「送付書」に書かれていた文章を見て、私はちょっと感動してしまいました。

 

それがこちらです↓

転職

 

 

 

 

 

バイトも忙しくてちょっと神経質になっていた時でしたが、とても癒されてしまいました。

 

まさか面接を辞退した会社から「採用おめでとうございます」などという言葉が返ってくると思っていなかったですし、文面からもなんとなく職場の雰囲気の良さが伝わってきて、こっちの会社の面接も受ければ良かったかなと少し後悔しましたが、

 

二兎を追う者は一兎をも得ずかもしれないですし、なにより「科学的な適職」という本を見ると、独立行政法人の仕事のほうが私に向いていそうな気がしましたので、まぁこれで良かったのかもしれません。

 

昨年3月末に給与の良かった会社を辞めてから1年経ちましたが、今まで出来なかったことや気になっていたことに色々とチャレンジできたので、やっぱり今も後悔というものは無いです。

 

4月からも、また大変なことや辛いこともあるかもしれませんが、自分なりに少しでも楽しみを見つけて、なんとかやっていきたいなと思っています。

 

さてさて、

 

入社までに採用関係書類を人事宛にメールしなければならないので、ぼちぼち始めないといけないですが、やっぱりアナログ人間の私は郵便で送りたいな…。

 

でも、頑張ろう。

 

それでは、また。

 

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