病気のお見舞いに神奈川県秦野市と藤沢市の親戚の家に行くと決めて、さっそく車に母を乗せイキって茨城を出発した3月25日金曜日の朝。
まずは、第一目的地である「秦野市」の親戚の家に行こうと車を走らせたものの、さっそく三郷JCT付近で大渋滞にハマりました。
茨城からの最短ルートは常磐道→首都高速→東名高速道路でしたが、カーナビの推奨ルートは迂回して外環から湾岸線を通るルートでした…。仕方なくそちらの道へ行ったものの、結局、そのルートもノロノロ運転でした。
不満とイライラの中走行していると、気づくと約2年ぶりに東京ディズニーリゾートの脇を通ることになり、ディズニーホテルの外観を見ただけでかなりテンションが上がってしまいました。
前回の記事で書きましたが、抽選に当たり5月に株主優待チケットでディズニーシーに行くことになっているので、思いがけず下見のようになりました。今のところ「ひとりディズニー」をする予定です。
ちなみに、春休み期間中ということもあってか舞浜の高速降り口から車の長い列ができていました。相変わらず混んでそうでした。
出発前に、親戚が都心は朝早く(午前7時前?)通過しないと大渋滞で大変だとせっかく忠告してくれたのにも関わらず、早起きが超苦手な私は、普通に起きて8時過ぎに出発するという暴挙に出ました。
混んでなければ秦野市まで3時間もかからないのに、結局4~5時間もかかってやっと着きました。(疲れました…)
余談ですが、秦野市の親戚の家に向かう途中、偶然、お花見スポットを通りました。
「水無川」という本当に水が流れていない川沿いに桜の木がたくさん植えてありました。
この水無川沿いには、ソメイヨシノ、おかめ桜、しだれ桜など約600本が500mに渡り植えてあり、神奈川の人気のお花見スポットになっているようです。
ただ、残念なことに私達が行った時はまだ桜が咲き始めでしたので、お花見というには少し早かったようです。見ごろは3月下旬から4月上旬とのことでした。
ただ、インターネットで見た桜の写真はとても綺麗でしたので、気になった方は満開の時にぜひ行ってみてくださいね。
今回、「おかめ桜」だけは開花が早く、なんとか桜と菜の花のコラボを写真に収めることができて良かったです。
ちなみに、来月4月16日に新東名高速道路が開通して「秦野丹沢インター」が使えるようになるそうです。次回は満開の時に合わせて秦野市に行きたいなと思います。
そして、桜を見た後、秦野市の親戚の家で2時間ほどゆっくりした後、その日のうちにホテルに向かいました。
第二の親戚の家が藤沢市の「江の島エリア」にありますので、あまり深く考えず近くにあった「大磯プリンスホテル」に泊まることにしました。
昔からあるホテルのようですが、あの有名な「大磯ロングビーチ」があるホテルだということを予約時に初めて知りました。リニューアルしたようで、館内はとても綺麗でした。
急に行くことになったので前日に予約しましたが、「直前割引」というものがあり通常料金よりもかなりお安く宿泊できました。
初めて泊まりましたが、プールのほかにも「スパ」「ボーリング場」「テニスコート」などがあり設備もかなり充実していたので、また機会があれば今度はゆっくり泊まりたいなと思います。
そして、翌日。
せっかくなので、親戚の家に行く前に母と二人で「江の島」観光をすることにしました。
実は一昨年もこの親戚の家に行きましたが、その時は時間が無く周辺の観光ができませんでした。実質的には今回初めての江の島観光です。
ちょうどその日は午後から大雨や嵐の予報が出ていたため、観光客も少なくゆっくり観光ができました。
意外と島内はとても広くたくさんの観光スポットがありましたが、時間の関係で有料エスカレーター(エスカー)を使い頂上まで登って、ざっと島内を見て降りてきました。
↓江の島名物「たこせんべい」400円
↓「たこせんべい」の正しい持ち方を知りたい方は写真の「QRコード」を読み取ってくださいね(ちなみに、母の持ち方は✖です)
天気予報どおり、時折り雨がザーッと降ってきて風も強かったです。さすがに、江の島名物?の「サーファー」軍団もほとんど海にいませんでした。
そして、お昼過ぎに親戚の家へ。
片瀬海岸まで歩いていける場所にある親戚の家ですが、80代後半の老夫婦が二人で暮らしています。
サーフボードが立てかけられたおしゃれで素敵な洋風な家が立ち並ぶなか、良く言えば、昭和レトロの懐かしい佇まいの和風建築の建物が親戚の家です。
ただ、私の個人的な感想としては、この江の島・片瀬海岸エリアには、もはやサーファーだけしか住んでいなのではないかと思うくらい、各家にはサーフボードがあり、当然のようにアパートの外にはシャワーが設置されていたり、
すれ違う自転車はサーフボードが乗せられる特別仕様になっていたり、道路を走れば黒いウェットスーツの人達ばかりが道路をどんどん横切ってくるなど、かなり特殊なエリアだと思っています。
親戚は、昭和の頃からこの土地で暮らしてきましたが、当時は、あまり建物もなく、松林がきれいに立ち並び、いつでも海が見える静かな場所だったとのことでした。
避暑地を求めて、わざわざ東京から移り住んできたとのことですが、まさかサファーと観光客ばかりの騒がしい街になるなんて想像していなかったようです。
いつも話すたびに、「こんなところに住むもんじゃない」というのが親戚のおじさんの口癖です。
サーファーが多いのは別にいいとしても、それ以外のことで高齢になって困ってしまったことがたくさんあるようでした。
それは、近くに食料品、衣料品、日用品を売っているお店がまったく無いということでした。
海岸沿いにレストラン、お土産屋、コンビニなど観光客向けのお店はたくさんありますが、googleマップで調べても歩いていけるところに食料品スーパーすらありませんでした。
若い人なら車で少し離れた場所まで買い物に出かけることはできますが、車の運転ができない、自転車に乗れない、遠くまで歩けない高齢者にとっては、本当に死活問題です。
一見すると、天気が良いと富士山が見えるし、毎日海が見えるこんな素敵な街に住んでみたいとちょっと憧れてしまいそうですが、その陰で、高齢者達がこんなに苦しんでいるとは思いもしませんでした。
嘆いてばかりではどうしようもないので、少し割高となっても、食料品等はお店に頼んで週1回配達してもらい、突然具合が悪くなっても病院までの交通の便が悪いので、わざわざ在宅医療をお願いしている状況とのことでした。
それに、もし大地震で津波が来てもどこにも逃げられないといつも言っています。まさに陸の孤島です。今さらどこかに移り住むこともできないですし、本当に気の毒に思ってしまいます。
江の島エリアは、今は新しい住宅がたくさん立ち並んでいますが、今そこに住む若者たちも何十年か後には年老いて高齢者となります。
その時、この親戚の老夫婦と同じような状況になるのかは分かりませんが、もし今と状況があまり変わらないようであれば、苦しい老後を迎えることになるのかもと想像してしまいます。でも、ネットがあれば何とかなるかもしれませんけどね。
最後に、この江の島エリアですが、現状では今の高齢者にとってはとても住みにくい街であることは間違いないような気がします。終の棲家をどの場所にするかで生活も一変してしまうので、本当に良く考えて決めたいところですね。
ということで、いろいろあった1泊2日の旅でしたが、渋滞でイライラしたり、観光を楽しんだり、高齢夫婦の行く末を考えたりと感情的にも忙しかったですが、それなりに満喫できました。
ただ一つ不満が残ったこと言えば、帰り際、あまりにも親戚の駐車場とその前の道路が狭すぎて、門扉の脇にあった小さいガードポールに気づかず、うっかり車の左後輪側を擦ってしまいました。ううっ悲しい。
そんなこともあり、個人的には江の島エリアに住みたくないです。狭い道は嫌いです。これは江の島に限ったことではないんですけどね。
茨城の田舎育ちの私には、やっぱり田んぼや畑に囲まれた広々とした庭がある家が合ってますかね~。(単純に運転が下手なだけなんですが)
それに、茨城にも海がありますし、そういえばサーフィンもできます。食べ物は美味しいし、物価は安いし、意外と便利です。
あれ?もしかしたら、江の島よりいいかも⁉
なんてね(笑)
それでは、また。
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