私は小さい頃から生き物を飼育するのが大好きです。
今までに「犬」「猫」「鳥(鶏、カナリア、文鳥、インコ、ウズラ)」「亀」「魚(熱帯魚、金魚、メダカ)」「ハムスター」などずっと何かを飼ってきましした。
そして現在は、「猫」と「メダカ」を飼ってます。猫は約12年、メダカは約7年ほど経っています。
そこで、今回は飼っている「メダカ」のことについて少しお話してみたいと思います。
私が飼ってるメダカはホームセンターなどでよく売られている「ヒメダカ」という種類の魚です。一匹50円くらいで売っています。
昔は、メダカというと「安い」「飼育しやすい」という理由から、特に小さいお子さんがいる家庭で好まれて飼育されていたような気がします。
また、地味だけどなんだか癒されるその姿から大人でも多くの愛好家がいて、昔から人気の魚になっています。私もその中の一人ですね。
ここ最近では、品種改良が進み「白メダカ」「青メダカ」「楊貴妃メダカ」「光メダカ」など、見た目に特徴を持った1匹数百円~1万円以上もするようなメダカも登場するようになりました。
こうなってくるとなかなか気軽に飼えないですが、昨今のメダカブームの影響を受け、普通のメダカではつまらないと思い、私も一時期「白メダカ」と「楊貴妃メダカ」を少し奮発して飼ったことがありました。
でも、そういう高級なメダカというのは、たいてい数ヶ月ですぐ死んでしまうんですよね。私の飼育の仕方が良くなかったのか、もともと弱い品種なのか原因はよくわかりませんが。
その時は、高級メダカ用にと専用の水槽セットを買い、定期的にフィルターを交換し、水槽に青ノロが付けばすぐに掃除していました。異常がないか毎日チェックをして大事に飼育したつもりでした。それでもダメでした。
ちなみに、メダカの寿命は知っていますか?自然環境下ですと「1~2年」、飼育環境下では「2~3年」とのことです。意外とメダカの寿命は短いのです。
近所でメダカを飼い始めたと聞いても、1年も経つか経たないうちに、もうメダカは飼っていないという話になることが多いのは、そもそもメダカの寿命が短いので仕方がないことなのかもしれませんね。
私は、その高級メダカを購入する前から「ヒメダカ」を飼っていました。最初は親戚から譲ってもらい、かれこれ6年以上は経ってるかもしれません。
飼い始めたころは1つの水槽に入れていましたが、卵から孵して少しずつ増やしていき、現在は3つの水槽に入れて約10匹ずつに分けて飼っています。
6年といえばメダカの平均的な寿命からすると随分と長生きです。でも、これは特別な飼育をしたからなのかというと、まったくそんなことはありません。むしろ放置していました。
先日、たまたまインターネットでメダカ飼育は「屋外でグリーンウォーター」で育てるのが良いという記事をみつました。
グリーンウォーターとは、植物プランクトンの大量発生などが原因で緑色になった水をいいます。 豊富に含まれる植物プランクトンがメダカや金魚の餌になったり、色揚げ効果があったりなど魚の飼育に役立つようです。
私は、2つの水槽を家の外に置いてメダカを飼育していましたが、偶然にもメダカの水はそのグリーンウォーターになっていました。
メダカを譲ってくれた親戚の家でも昔から屋外で飼っているとのことでしたので、なんとなく真似をしてやってみただけでした。
水槽や睡蓮鉢に水を入れ、エアポンプもフィルターも無し、青ノロが出てもそのまま、水替えは夏場は2~3週間おき、冬場は1~2ヶ月以上も何もしませんでした。
屋外ですので、餌やりのついでに一日に1、2回メダカの様子を見に行くくらいでしたが、6年経った今でもとても元気に泳いでいます。
一方、家の中でもかつて高級メダカがいた水槽に「ヒメダカ」を入れて飼っていましたが、結局のところ2年ほどで全部死んでしまいました。
「水清ければ魚棲まず」ということわざがありますが、「川の水があまりに清らかだと栄養分も少なく魚もすぐ見つかってしまうので、かえって棲みつかない」とは、まさにこのようなことが元になって言っているのだなと改めて感じました。
ちなみに、このことわざの本来の意味は、「非常にまじめ過ぎると、人が近くに寄りつかず友だちがいなくなってしまう。世の中を生きてゆくにはある程度のいいかげんさも必要」ということらしいです。なんだか考えさせられますね。
現在は、初代メンバーの子、孫、さらにひ孫までいて水槽の中で元気に泳いでいます。その初代メダカの何匹かは、もう老化で背骨が曲がりすっかりお年寄りですが、今も餌をよく食べてゆったりのんびり泳いでいてなんだかとても幸せそうです。
完璧すぎるとメダカだけでなく人間にも良くないとのことですので、生真面目な人は少しいい加減になってみて、ついでにメダカを飼ってみるというのも一石二鳥になっていいかもしれませんね。
それでは、また。